このたび、久美浜・兜山で作陶を続けられている陶芸家、淺田尚道先生の湯のみを、甲羅戯にたくさん迎え入れました。
実は淺田先生とは、甲羅戯が現在の建物になる以前からのお付き合い。 長年にわたり、この土地の文化や時間を共有させていただいているご縁があります。
これから、甲羅戯でお出しするウェルカムドリンクのお茶に使用してまいります。
一つひとつ表情の異なる器は、手に取った瞬間に土の温もりと静かな力強さを感じます。 素朴でありながら奥深く、使うほどに味わいが増していく器たちです。
また、今回使用させていただく織部の器は、故お父様の作品でもあります。
淺田先生は1960年生まれ。京都・久美浜の兜山に窯を構え、長年にわたり自然と向き合いながら作陶を続けられている陶芸家です。 日本工芸会正会員として活動され、日本伝統工芸近畿展でも受賞歴を持つなど、高い評価を受けておられます。
作品は、多重焼成による独特の灰釉や自然釉の景色が特徴で、土と炎が生み出す偶然性を大切にした作風。 茶道の器や酒器を中心に、全国の料理店や愛陶家にも多くのファンがおられます。
今回改めて工房に伺い、作品だけでなく、兜山の自然や空気感、流れる時間そのものに深く心を動かされました。
甲羅戯では、蟹料理だけでなく、器や空間を通しても、この土地ならではの豊かさを感じていただければと思っております。
なお、甲羅戯は6月の1ヶ月間、館内メンテナンスおよび夏季準備のため休館をいただいております。
7月からは、香住の夏の味覚である「白いか」と「香住の紅かに」の季節が始まります。 透明感のある甘みが魅力の白いか、そして瑞々しく濃厚な旨味を持つ紅かに。 夏ならではの海の恵みを、淺田先生の器とともにお楽しみいただければ幸いです。
夏のご予約も少しずつ増えてきております。 皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。